かたおかせんせい

謎を秘めた奈良時代の仏塔「頭塔」

おはようございます。

成田市 公津の杜 片岡書道教室です。

頭部が遠い大宰府からこの地まで飛んで落ちた場所、「頭塔」

そんなわけはないのですよ、そんなわけ。

「頭塔」

言い伝えによると、呪い切られた頭部が飛んできて落ちた場所があるということで足を運んできました。

住宅街の小高い場所にそれはありました。

昨日のブログ記事にした奈良時代の僧玄昉の頭部が九州の太宰府から飛んでこの地に落ちた場所と伝えられているそうです。

平成元年に発掘調査が行われたそうで、山頂には心柱痕跡がありどうやらそこには舎利を納めていたのではという調査結果だそうです。

ということで、答えは舎利塔

このような形式の舎利塔は珍しいそうで、日本国内に2か所のみだということも現地ガイドさんに教えてもらいました。

もともとの名前は「土塔」

土でできている舎利塔という意味だったそうですが、何の因果かわかりませんが「土」「頭」にいつしか変わり「頭塔」と呼ばれるようになったというわけです。

大宰府で亡くなった僧侶玄昉の頭部だけががなぜ奈良のこの地にあるのか、ここにきてようやく自分の中のなぜ?の謎が解けすっきりしたことを覚えています。

 

この近辺には、体にまつわる地名がいくつか点在しているそうですよ。

そこもその昔呪い切られた僧・玄昉の体の部位が飛んで落ちた場所という言い伝えなのでしょうね。

現地ガイドさんがいらっしゃるといろんなことを教えてもらえて得した気分にさえなりましたよ。

そうそう、現地ガイドさんが私に言うんです。

「随分開けた人だね」って。

どうやらその地域で使われている言葉のようですが、「ん?どういう意味?」って感じでよくわかりませんでしたよ。

 

書を学ぶことが仏教を学ぶことになるなんて無知すぎてそんなこと思いもしませんでしたが、知れば知るほど知らないことがどんどん増えていきます。

学ぶって面白い。この歳になってそう気付くのですよ。

遅いな~~(-_-;)

 

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