千葉県 成田市 片岡書道教室です。
先日行われた、【第33回全国臨書摸刻展】をご観覧くださった保護者の方より、とても丁寧なご感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
第33回全国臨書模刻展の表彰式に付き添って
娘が第33回全国臨書模刻展へ作品を出品した結果、「金賞」を受賞することでき、片岡先生の計らいで妻と娘と共に表彰式に出席させて頂くことになりました。
私は、今までに美術館や博物館、絵やガラスの個展、展覧会は見に行ったことがあったのですが、先生方や一般公募の方の作品を見たことが無かったので、先生からお話があって当日まで楽しみでした。
会場はJR浦和駅付近の埼玉会館という会場で、娘が出品した学生の部の作品と成人の方の公募作品、先生方の作品が展示してありました。
最初に学生の部の作品から見ました。入口に特奨の作品が十数点展示してあり、どれも良かったのですが、遠くからみてもひと際目立つ作品が目につきました。
それは招待作品と書いてあり、片岡先生の教室の石田翠泉さん作品でした。
先生から聞いたのですが石田さんは受験勉強をしながらこの作品に取り込んだということで、忙しい中他の方が寝ている間に作品を完成させたそうです。ここまでの作品を完成させることは並みの集中力では出来ないですし、反復練習や書道に対する姿勢など多面的に努力した結果ではないかと感じました。
娘は私が見る限りでは、一生懸命やっていたのですが石田さんは比べることが出来ないくらい一生懸命やったのだと思います。
娘は石田さんの作品を見て「とても丁寧に書いていて、字の強弱があって素晴らしかった」と言っていました。素人の私が見てもはっきりわかるくらい他の作品よりも秀でていました。
その後に推奨、協会賞、特別賞、田宮文平賞、選考員会賞、産經新聞社賞、中国大使館賞、準大賞、大賞と拝見しました。推奨から特別賞までも丁寧で良かったのですが、田宮文平賞から大賞まではどれも素晴らしく、字の勉強をしていると感じました。
その後に娘の作品を拝見したのですが、どの字も一生懸命に仕上げたと伝わる作品で、嬉しく思いました。「弥勒像一區」この5文字に
努力と頑張りを感じることが出来ました。
その後、成人の方の作品を拝見したのですが、学生の部とまったく違い、字体もさまざまでした。私はどうして、このように違うのかと考えたのですが、その答えはギャラリートークで知ることができました。作品一点一点が歴史や文化、背景などを深く考えられていました。逆に言えばこちらで作品を見るだけではわからない点がたくさんあり、今回ギャラリートークも聞けて良かったです。
娘はまだそこまでの深い認識は難しいと思いますが、成人の方や先生の作品を見て、さらに聞くことが出来て良い経験が出来たと思います。
表彰式では、娘が元気いっぱいで返事をして、表彰状をもらう姿を見ることが出来て大変嬉しく思いました。
帰りの車の中で「来年は協会賞以上を目標にするよ」と笑顔で話していた姿を見て頼もしい気持ちと共に片岡先生のご指導の賜物と感じました。
この度は本当にありがとうございました。
私自身、とても励みになるご感想をいただきました。
ありがとうございました。