かたおかせんせい

お祝いの日用の掛け軸がないとき

おはようございます。

成田市 公津の杜 片岡書道教室です。

我が家には、慶事の日に飾ることができる掛け軸がありません。そもそも美しい絵を鑑賞する日常も習慣もありません。

そんな我が家に、この夏一大事が起きてしまうのです。(困った!!と思ったのは、準備する私だけだったかもしれません^_^; )

祝いの日に床の間に飾る掛け軸がない💦

そんな時に思い出したのが、「般若心経」の掛け軸でした。

書を学び仏教に触れたことで、少しずつ仏教の歴史にも関心を持ち令和元年の自身のイベントとして遍路結願満願した記念にと謹書した般若心経です。

 

仏教が日本に伝来し多くの経典が遣唐使によって日本へもたらされました。

その中には、日本で一番多く詠まれている「般若心経」もありました。

これまでその般若心経を日本に請来したのは遣隋使として隋へ渡った小野妹子だとされてきたそうですが、近年の研究によりその請来したといわれる般若心経が書かれている貝葉自体が時代を下ることが分かったことで玄奘三蔵と共に修行をしていた奈良時代の僧「道昭」が日本へ初めて請来したのではという説が有力になっているとか。

仏教と言えば、一番身近にお世話になるのは身内の葬儀などが多いのかも。そうすると、我が家でもちょっぴり怖いものとして子どもたちは捉えがち。

しかし、書に携わって般若心経を深く知ることでそうではないことも理解できるのです。

そして今回、我が家の小さな床の間に般若心経を飾りお祝いをしました。

 

 

こんな風に、自身が書いた作品を飾ることが出来るという事はありがたいことだな~と思うのですよね。

でも、師匠は言うのです。自分の書いた作品を床の間に飾るもんじゃないと💦 (^^;)

 

 

さあ、今日25日は母親の命日です。

この般若心経を飾り母を偲びたいと思います。

 

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