千葉県 成田市 片岡書道教室です。
↑我が家の庭のチューリップ。
毎年250程の球根を植えます。
理由は、チューリップが大好きだから。
それは勿論ですが、切り花としてお世話になった方々などにプレゼントする意味もあります。
さて。。。
『書』の先にあったもの。
それは、 〜思い繋がる心〜 でした。
この春、高校を卒業した息子。
その息子が使っていた(いや、飾っていたと言う方が望ましい^^; )学習机。
小学校低学年の頃貼ったシールを綺麗に剥がし↓
剥がしてくれたのは九州から来てくれている実父です。
そして磨き上げてくれました。
昨秋、かきかた教室のボランティア講師を務めた時、メキシコから日本へ来てまだ2ヶ月、全く日本語が話せないと言う母娘と知り合いました。
その子は、この春小学校に入学と聞いていました。
『お譲りだけど、良かったら息子の学習机を使ってくれない??』と通訳の方を介して話したらば、とても喜んでくれていました。
彼女と私が直接コミュニケーションを取れない(スペイン語話せません!)ので【必ず約束は実行する!】とだけ伝えその時の講座を修了していました。
それから4カ月が経った、靖国神社の桜が咲き、開花宣言がなされた3月21日、学習机は新天地へ。
息子も、愛着のあった学習机を渋々荷台に乗せ手伝います。^_^;
娘の学習机は、こんなこともなくすぐに粗大ゴミと化してしまいましたが、この机はあまりにも持ちが良く程度が良かったのでした!(使ってないから当たり前デス。)
入学のお祝いに気持ちばかりの品にお手紙を添えて。
ママには、第二子となるとベビちゃんの出産祝いにと心ばかりの庭の花を摘んで。
この日のために、どれだけの方々が手を貸してくださったことでしょう。
最初に出会った通訳ボランティアの川島さん。
その後引き継いで通訳をして連絡を取り合ったりしてくださったベティさん。
そして、車を利用させて欲しいと無茶な願いを聞いてくださった佐々木さん。
そして、これらを取り次いでくださった三里塚コミュニティセンターのみなさん。
本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。
先方には、生まれたばかりのベビちゃんとママ。
大きな机が来てもどうすることもできない。そう思ったママは、少しばかり日本語がわかる弟さんを呼んでスタンバイしてくれていたのでした。
お仕事もきっとこの日のためにお休みなさっていたに違いない。
本当に、本当に、手を貸してくださる皆さんのお力があったからこそ、これほどまでにスムーズに事を運ぶことができました。
思いやる気持ち。
本当に美しいものですね。
書のボランティア講師から始まった、『書』の先にあるもの。
こんなことを大切にしていきたいなぁと、わたしは思うのでした。