千葉県 成田市 片岡書道教室です。
卒業式も終わった頃でしょうか。
それを確認して本日のブログ投稿です。
先週、生徒から
『学校の先生から送辞を書いて欲しいと頼まれた。』と相談がありました。
卒業式まで後わずかというこの日、原稿も未だ手元にない状態。
そんな中、できれば筆で書いて欲しいとの希望も。
生徒の読む送辞には句読点はつけたほうが良いのか否か、どのようなスタイルで書くのが読む側にとって理想なのかなどの学校の先生との確認作業などが済んだのは、卒業式4日前。
そこから、部活動を済ませ帰宅した生徒と連絡を取り合い、手本書きを進めながら生徒とも「書き方」や、「送辞を書くということの意味・向き合い方」など、アドバイスを数時間続けました。
翌日も部活動がある生徒とは、深夜に『おやすみ〜〜』とLine挨拶を済ませ、その後も筆を持ち続けました。
拡大も縮小もしない100%サイズの形で手本も作ってあげたほうが理解しやすい。そう思った私は、学校から渡された式辞のサイズを生徒から聞き、一からそれを作るところから始め、
誤字がないかどうかや、追加された単語を入れたり微調整は続きました。
翌日、部活動から帰宅した生徒が私のもとにやってきました。
紙を継ぎ足すやり方や、仕上がった形を想像してもらうところから始め、書くときのポイントなどアドバイス。
それから今日は親御さんにも全面的なサポートをしていただくことを約束し、お稽古を終了しました。
ところが、やっぱり子どもには大きすぎる(私の概念でしょうか。いやいや、書き上げるには時間が少なすぎる!!)作業なため私も気がかりで仕方がありません。
もらった時間もあまりに少なかったただけに余計にです。
夜に、連絡してみましたが、よほど集中している様子。連絡は直ぐには来ず、私も睡眠不足だったため横になって寝てしまいました。
生徒から全て書き上げた!と連絡があったのは翌朝05:00でした。
(後に聞いた話では、20:00から始めたとのことでした。)
それはそれは、とても力強い文字で立派に書き上げた送辞。初挑戦でよくぞ睡魔に勝ち頑張りました。
大人でも、ここまで気力・体力・集中力を持続させることは容易ではありません!
よくぞここまでやり遂げました!!!!!
頑張ったね!Rちゃん!!!!!
今日、これを読見上げたお友だちもきっと読みやすかったに違いないね!
そして、お付き合いくださった親御さんもお疲れ様でした。この大きな仕事を請け負い期限までに書き上げたお子さんはとても立派です。きっと今後の彼女の糧となることでしょう!