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衝撃的な娘の告白

千葉県 成田市 片岡書道教室です。

 

ご縁がつながり、8回もの連続講座を受け持つことになったこの秋。

今回は、助っ人もありとても心強くまた嬉しくもあるボランティア活動をさせていただいております。

 

助っ人とは、大学4年になる娘のことです。

今年の2月まで遠方にある大学の近くで一人暮らしをしていました。

4年生になると授業も少ないということで、また私たち家族と一緒に暮らしています。

 

就活も無事に終わり、アルバイトに明け暮れる毎日も社会勉強にはなるのですが、更に人との交流も大切にしてもらえたらとの思いでできる限り私の仕事の補佐をしてもらうことにしました。

 

そのひとつが、「にほんごかきかた教室」です。

 

第一回目のボランティアを終了した9/1の夜、娘からある衝撃的な言葉が飛び出し母親としてとてもショックを受けたのでした。

 

娘の承諾も得ましたので、ここでご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

今回、このかきかた教室にボランティアとし活動しようと思ったきっかけは、単に”おもしろそう!”だけではなく、私の小学生の時のある出来事があったからでした。

 

小学校の同じクラスには、日本とフィリピンのハーフの男の子(Aくん)がいました。

肌の色が日本人の私たちより黒い男の子でした。

見た目は外国人なのに、名前は日本の名前。

そういった点も小学生だった私たちクラスメイトには物珍しい存在。

そして一番違った点、それは、お母さんの母国の文化を守るため襟足の髪を長~くのばしていたこと。

校内ではほかに見かけない、とても目立つ存在でした。

小学生という幼いクラスメイトたちは、いつしかAくんを「いじめ」の対象としていきました。

クラスの大半がいじめている中、Aくんが私に向かって追いかけて走ってくると逃げたり、机を少しばかり離して距離を取ったりと、いつしかそれを行う一人にわたしもなりました。

その後も、クラスのいじめは止まず、男の子が髪を長くのばしていることはおかしい!!とみんなから言われたAくんは、自分でその髪を切ってしまいました。

 

今思うと、なんてあんなバカなことをしたんだろう。。。

助けることはできなかったのだろうかと猛省しています。

そういった思いを成長過程で消すことができず、実はいつも心の根底にありました。

 

そんな中、母から外国の困っている方たちへお手伝いをしないかと誘いがあり承諾したのが正直なところです。

 

過去の過ちを今償おうというわけではありません。

しかし、様々な思いをしているであろう日本にいる外国籍の方々に、少しでもお手伝いすことがあれば、できる限りやっていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

後日談ですが、Aくんのお母さまの母国では、男の子が20歳になるままでは襟足の髪を切らずずっと伸ばし、子どもの健康と成長を願うそうです。

おうちの方はどんなに悲しまれたことだろう。。。と、学校のごたごたをその当時聞いていた私も悲しく思ったことを今でも覚えています。

 

正直、娘がどんな形であれいじめに加担していたと知ったときは、恐ろしく悲しくなったのが本音でした。

しかし、それを今ようやく話してくれたことに素直にありがとうとも思います。

そんな子ども時代を過ごし、少なからず人の痛みも知ったのでしょう。

 

今後も、人の役に立つ行動・活動を続けてていってもらえたらと願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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