千葉県 成田市 片岡書道教室です。
本日の記事は、ピエルニキ日本協会としてのボランティアのお話を。
2月19日は「ニコラウス・コペルニクス」生誕日。
生誕545年を記念して、ポーランド共和国大使館では、大使館近くにある小学校の3年生・60名のお友だちと一緒に
「コペルニクスのたんじょう日にピエルニク焼こう!」を開催。
「ピエルニキ」・「ピエルニク」は同じものを指します。
簡単に言ってしまえば、「クッキー」なのですが。
あの、ポーランド前期ロマン派音楽を代表する作曲家「ショパン」も大好きだった、とても有名なお菓子。。。
というよりも、実は「薬」だったのだそうです。
「ピエルニキ」には、たくさんのハーブが入っています。
これらが材料に含まれることで「薬」として広まったようです。
「ピエルニキ」には「しょうが」も含まれています。
「ジンジャークッキーと似てるね。」
「ジンジャークッキーと一緒ね。」
と、試食会ではよく聞こえてくる感想です。
しかし、「ジンジャークッキー」と大きく異なり、「ピエルニキ」は国賓への贈答品などに使われていたり、ピエルニキの型を取る多くの木型が国宝になっていること。
そして、何より当時から希少価値の高いハーブを使い作っている。
それらが伝統菓子として今も伝えられているといいます。
この日、「ピエルニキ」の作り方を教えてくれたポーランドからやってきたスミタ魔女曰く、家庭に女の子が生まれたらその日のうちにそのお宅では、「ピエルニキ」の生地を作るというのです。
そして、お嫁に行くその日にその「ピエルニキ」を娘に持たせる習慣がある。というのです。
なんてすてきなお話なんでしょう。それを聞いた時には鳥肌が立ってしまいました。
現在では、クリスマスから新年にかけて食べられているお菓子だそうですよ。
そのために、生地を1か月前から作り寝かせておくそうです。
そんな伝統的な「ピエルニキ」を、この日はたくさんのお友だちと一緒に作るというサポートをしてきました。
↓こちら、一般的に販売されているココア味やチョコでコーティングされた「ピエルニク」
柔らかくて甘くって、おいしくいただくことができるお菓子です。
↓「コペルニクス」とはどんな人??
そんなお話を聞いてから「ピエルニク」を作るということなのですが。。。
参加する小学生は、60名。
限られた時間内に、全員が作ることができるようにと生地を丸めて準備をしておきます。↓
↓この生地なんと1か月前に準備をしていたそうです。
しばらく生地を寝かせておくことがポイントの「ピエルニキ」です。
子どもたちがやってくる前に、人数分を丸めます。
生地は固めで、丸めることが容易ではなさそうで結構握力がいるようです。
冷えた生地を丸めながら、少しでも柔らかくするために温度を上げることもここでのポイント。
↓さあ、元気な挨拶が聞こえてきて、
60名のお友だちが着席しました。
【ニコラウス・コペルニクス】さんは、どんな人だったの??
わたしも一緒にお勉強です!!
今では、天文学史上最も重要な発見とされる【地動説】を唱えた方ということで知られていますが、
その当時は、「薬学者」としてハーブを使って治療をしていた方だったそうです。
研究内容としては、どうやったら痩せられるか。どうやったら消化をよくすることができるか。など、現在の「生姜ココアダイエット」をもしかしたら先に知っていた方??なのかもしれない!!^^; と、500年前に思いを馳せながらお話に耳を傾けました。
↓さあ!!!
ここから、60名が動き出します。
先ず手を洗い、順番に木型に生地を押し込み作ります。
↑柔らか~くなるまで、力いっぱいに生地を伸ばしてね~。
↓自分の席で順番を待つ時も生地を柔らかくして待ちます。
↓伸ばして型に入れて
↓型からはみ出した生地を、カットします。
↓上手くナイフを使いこなせるかな???
「いい調子!いいよ!その調子!」と声をかけながら見守ります。
みんな一生懸命作ったんです。
これを、焼いた後には学校に大使館から運んでくれると約束もあったのです。
しか~し!!!
最後に魔女が言った言葉に、みんなショック!!
「これは、食べられません。とっても固いものです。おうちに飾ってください。」
途中、
美味しそうな匂い~~。
早く食べた~い。と聞こえてましたもの。
「食べたかったね~。」と声をかけると、コクンと首を縦に^^;
それはそうだよね^^;
今回は、装飾用の「ピエルニク」を作ったのでした~~~。(*^_^*)
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