おはようございます。
千葉県 成田市 公津の杜 片岡書道教室です。
昨日は、月に2度の写経ボランティアの日でした。
そこに私が持って行ったもの。
それは、先日生みの苦しみで仕上げた(;^_^A【梵字作品】4点でした。
ここでは、毎度皆さん墨を摺り写経に向き合われていますので、仏教つながりということで作品をお持ちしようと考えました。
「写真、動画とってもいいですか?」と皆さん。本当にありがたかったです。
この作品を手掛けるのに実は2年かかっているということもお話して^_^;
事の経緯や作品のご説明もさせていただき、どのような意味があるのかなどのお話もさせていただきましたら、「鳥肌が立つ」「作品から出るパワーがすごすぎて」など感想を言っていただき恐縮ながらもありがたかったです。
事のはじまりは、2年前の我が家の和室のリフォーム↓↓↓を見た実父の一言からでした。
↑↑↑この戸襖をいたく気に入った父は、実家にもぜひ作ってほしいというのです。
実家は、二間続きの和室が↓↓↓ありその部屋の襖にこれら梵字を表具したものが欲しいというわけなんです。
私には結構にハードルの高ーーーーーーいリクエストで(^^;) 2年間聞き流していた訳なんです。そのうち忘れるだろうと。
しかし、2年経ってもその気持ちは変わらい様子。
私の方が根負けです(^^;)
というわけで、今回4作品を仕上げることを決断しました。
最初は、表裏8面になんてハードルが高すぎてムリ~~~~~と思っていました。
通常、↑画像のように襖を開けた状態なので4種で何か表現できないかと、梵字をご教授いただく天台宗寶泉寺ご住職ことチョイ悪和尚👓様にご相談をさせていただところ、五智如来様(大日如来様を除く)の種字はどうかと提案していただきまして、それだったら何とか努力すれば書くことができそうだということで書くことにしました。
お寺に行くと五色の幕を見たことがあるかと思いますがそれと同じ意味合いのものです。
実は、秋に実母の七回忌を自宅で予定しています。どうやらその時に間に合わせたいという実父の意向もあるようで、お越しいただく菩提寺のご住職を大日如来様と見立ててこの間を抜けて仏前へお越しいただくという意味においても素敵なことだな~と思い決めたのです。
とはいっても、身の丈以上の作品を書くことは最初から分かっていること。
なかなか筆が進みませんでした。
書くと決めてからも、
〇紙を折る日だけ、
〇紙を全紙から連落ちへとカットする日だけ、
〇部屋の隅に邪魔にならないように放っておく日も長~~~くありました。
いよいよ、表具依頼するにはもうこれがタイムリミット!というわけで、この6月に天候も見計らいながら(夏空の日は書きません)重ーーーーーい腰を上げて書き始めるのでした。
そして仕上げた四智如来様の種字作品。
今回ばかりは、心が折れそうでした。だって思うように書けないんですから( ノД`)シクシク…
実力以上に相当な背伸びをしているのですもの。
一番苦戦したのは、私自身の守り本尊でもある阿弥陀如来様の種字でした。変な汗が出るほど書けない。。。。(´;ω;`)ウゥゥ
今手元にある限られた紙で仕上げようとすることで、自分で自分を追い込んでいるのもよくわかりながら時間だけが過ぎていく中、紙はどんどんなくなっていく。表現のしようがない程苦しかったです。
本当に本当に、生みの苦しみでした^_^;
そしてようやく仕上げた四智如来様の種字でした~。
これら作品として仕上がったのも、オンラインで親身になってご指導添削していただいた天台宗寶泉寺ご住職ことチョイ悪和尚👓様のおかげです。
ご住職がいなかったら、私が梵字を学ぶ機会すらありませんでした。このご縁には本当に感謝しています。ありがとうございました。
梵字に、これほど魅了されるのは何でだろう。何とも言えないこの曲線美、好きだな~~~。
北方・不空成就如来様
南方・阿閦如来様
西方・寶生如来様
北方・阿弥陀如来様