片岡書道教室では、兎にも角にも「書の基本」を身につけてもらうために、耳にタコができるほど何度も何度も同じ言葉掛けを繰り返し繰り返し生徒にしています。
その甲斐あってか、入会して丸2年でマスターしている生徒がいましたので、動画撮影をしました。
↑「川」「原」を書きました。(小学5年生 社中(習字研究社)http://www.shu-ken-inc.com/5月号課題。)
動画をご覧になってどのようなご感想をお持ちいただいたでしょうか。
ここまで、全てをマスターし書き上げることは至難の業ではないかと思いご紹介させていただきました。
向き合う姿勢は、へそとひざが正面を向いています。
背中が左右へ傾かず背中をピンと伸ばしています。
筆の軸が天井へまっすぐに向いています。
手には、卵を抱えているように力を入れず自然体です。
肘を張って書いています。
左手は、半紙隅にカタカナ「ハの字」に置いて半紙を抑えています。
手首をひねらず、腕や体を使って書いています。
硯の丘などで筆の穂先を整えず、次の画へ向かう際に穂先を調整して書いています。
「一字一筆」を実践しています。
※「一字一筆」とは、一文字を書き上げるまで墨を付けずに書きあげることです。
始筆(起筆)終筆は、45度でおさえています。
趯(テキ)「原・8画目」部分は、はねずして書いています。
この動画からは、このような数多くの基本をマスターしている様を観ることができます。
これらの書法(書の基本)をマスターできるのが、「片岡書道教室」なのです。