おはようございます。
成田市 公津の杜 片岡書道教室です。
現在、日本において梵字を扱う宗派は密教の「真言宗」と「天台宗」だそうです。
その昔は、たくさんの僧侶の方が梵字を書くことが出来たそうですが、今は卒塔婆に直接梵字を印刷できる機器もあるほど僧侶の方であっても書くことが出来る方は少なくなっているのが現状のようです。
そして、もう一つ。
真言宗では、一般庶民が梵字を扱うことすら許されないという教えだそうです。（ちなみに我が家は真言宗です。）
天台宗では、どんな人であっても扱うことが出来元々サンスクリット語は日本のひらがなと同じだから何ら問題がないという見解。
ですから、数年前から天台宗のご住職のもと梵字を学んでいます。
コロナ禍、通っての梵字の学びはできなくなりましたが、こうやって毎月のオンライン講座を配信してくださることで続けることが出来、ご住職にはとても感謝しています。
先日は、毘沙門天さまの座学と種子などを学びました。
元々、サンスクリット語は左から右へと文字を並べて書いていくのですが、この種子などはいくつかの梵字を縦に組み合わせるデザインになっています。
そのことを考えると、これら種子などに関しては、インドから中国に渡り日本へ伝来する何れかの時代で作り上げられたのではないかと思うのが私の見解で、そのようなことに思いを馳せながら学んでいくことが自分自身の探求心に火をつける要因かと思っています。
これからも、人に感動してもらう梵字作品を作り続けていけたらいいな～と思っています。
↓↓↓【阿吽】全紙サイズ
現在、成田市公津の杜4丁目 複合施設【もりんぴあこうづ】イベント《春の芸術祭2022》に出展し展示されています。
会期：4/1～4/17
