cafe・de・書

緊急対応の場 《cafe・de・書》

見覚えのない電話番号からの着信で、そのエマージェンシーは始まりました。

 

「藁をもすがる思いで来ました~。よかった~~~。」

 

 

こんな言葉を口にされる。

 

そんな風に思っていただけるなんて。

わたしも書を続けていてよかったわ~。

 

 

しかしお会いする前は、

その方の、年齢もわからない。

書く作品も

どんな大きさなのか

何に利用するものなのか

なんという文字を書くのか

 

まったくわからないままに当日を迎えました。

(まだ、ある事情で決まっていなかった様子)

 

ただわかっていることは、【男性】であるということと〇〇さんというお名前の方ということだけ。

〇〇さんは、Web検索で私の連絡先をお知りになったようだから、きっと、どんな者が主宰しているのかはわかっていらっしゃるはず。

 

だけど、私には【男性】であるという情報以外、何もない。

ちょっぴり怖い感じもした。

 

 

 

出会ってみて、ほっと一安心。

どうやら私に危害を及ぼす人ではなさそう(^_^;)。

 

 

切羽詰まったご様子。

少しずつ用途をお聞きし話を詰めて、アドバイスをさせていただき第一回目の《cafe・de・書》が終了しました。

二回目は、その作品の締め切りが迫っていること、お仕事の関係で私との時間が合う日が少ないこと。

そんな理由で、二日後にすぐお会いすることに。

そして、マンツーマンサポート。

 

出来る限りのサポート体制を整えて《cafe・de・書》会場に向かう。

 

 

「書は深いですね~~。」と、おっしゃる〇〇さん。

 

「はい、わたしも頭使って書いています。」と、わたし。

 

 

一時間ほどして、満足のいく作品を仕上げることができたご様子。

 

わたしも、その時は嬉しくなりました~。

 

プライベートなことですから、なかなか詳しいことまではご紹介できませんが、お書きになる向き合う姿勢をそばで拝見させていただき、さすがだな~~と感心しました。

 

「やっぱり、つぎは名前を上手く書きたいんです!!」

うわっ! そうですか。。。

「どうぞまた《cafe・de・書》にいらしてください!」と固い握手を交わしさよならをした。

 

 

書を通じて、人のお役にたてることは、とてもしあわせなことです。

これからも、今回のように緊急事態にも対応できる《cafe・de・書》でありたいと思うのでした。

 

出会いに感謝。

 

-cafe・de・書

Copyright© 片岡書道教室 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.