千葉県 成田市 片岡書道教室です。
先日、秋に退会した生徒がお稽古に遊びにきてくれました。
そのことを、ぜひ皆さんにご紹介させていただきたいと思いました。
片岡先生へ
お久しぶりです。お元気ですか?私は
花粉症に悩まされておりますが、、、。
それはさておき、社中展の作品づくりでは、たくさんのご指導、支えをしていただきありがとうございました。そのお陰で、大賞及び太宰府天満宮賞を頂くことができました。
先生のご支援無しでは、実現できなかったことだと思います。
本当にありがとうございました。
↑こんなお手紙を書いてきてくれました。
また、大学受験で秋に教室を退会するときにも、
片岡先生
長い間、本当にありがとうございました。
先生は、書道の大会で周りの皆さんが書けないような作品に挑戦されていて、そのお姿を見て自分も頑張ろうと思ったことが何度もありました。
私は、先生の下で書道のことはもちろん、その他の例えば礼儀作法とか物事の考え方など、多くのことを教わりました。これらのことは、私の一生の宝物です。今まで本当にありがとうございました。
彼女のことは未就園児のころから知っていますから、もうかれこれ15年来の付き合いです。小学3年生の4月から片岡書道教室に通い始めました。とても努力家で、私のこれまでの『やってみない?』『行ってみない?』の声かけに、全てをチャレンジしてきた生徒です。
小学6年生だった彼女と、中国へ研修旅行も行きました。
紹興での『蘭亭中学校』さんとの交流もとても良い思い出です。
そして、第55代王羲之末裔の王雲根先生との交流や、揮毫していただいたい作品を贈られたことは、彼女にとってかけがえのないものになったことでしょう。
また、家庭の事情で私が行けなかった年も、彼女は中国へ研修に参加し私に撮った写真を見せてくれどのような学びをしてきたかを話してくれたこともよく覚えています。
本物を見なさい。
現地へ赴き肌で感じなさい。
教えてもらうばかりではなく、自分から考え作り出しなさい。
そんな、私の師匠の言葉を私は実行・実践して学び続けている途中ですが、その言葉をそのまま彼女にもそして教室の生徒にも伝え続けてきました。
その中でも、ダントツで人一倍実践実行した証が、いくつもの最高賞を受賞する結果だったと思っています。
ご両親も、教室の活動にとても協力的で毎回搬入やお当番などお手伝いいただきました。
退会する秋には、ご一緒に。そして今春にはお子さんに託され受賞のお礼をと、とても丁寧にしていただきました。
彼女が手紙にしたためていた『礼儀作法を私から学んだ』は、その前にしっかりとした親御さんあってのことだったのでした。
通いたての可愛らしい小学生の頃からすると、今は素敵なレディーに成長しています。
そんな彼女からは、私もいくつもの喜びを分けてもらいました。
社中や一般公募の展覧会でも『大賞』生徒を片岡書道教室から初めて出したこと。
その上の賞を受賞したのも彼女が初。
初めてづくしの感動を、彼女から私もいただいたのでした。
書道教室を主宰していて、自分の手で切り開く書道教室の道の先には何一つ見えるものはありません。結果として生徒がいくつもの賞を受賞することによって、『間違いではなかったのだ。』と後になってわかるのです。
今日は彼女の旅立ちの日、高校の卒業式です。Aちゃん、ご卒業おめでとうございます!!!!!
そして、いくつもの喜びをありがとう!!!
4月からの新生活を始める彼女を、陰ながら応援し続けていきたいです。