おはようございます。
子どもたちの無限の可能性とやる気を引き出す、千葉県成田市公津の杜 片岡書道教室です。
敦煌土産
10月23日～28日に行ったシルクロード旅のお土産として、教室のみんなへの土産物はなかなか難しいものでした。
そもそも一人ひとりにと購入しなくとも良いのでしょうが、そこは少しばかりでも買ってきたいなと思うのです。
旅と言っても観光の旅ではないため、土産購入タイムもじっくりしっかりとは取れない中、敦煌莫高窟で購入してきたポストカードをお土産とすることにしました。
一通り、旅の土産話をして歴史も少しばかりみんなに説明していく。そしてポストカードに写る画像や絵はどんな意味があるのかどんな時代のものなのかも加えて説明。
そして一枚ずつ世界遺産の地のポストカードをみんなに選んでもらう。
それから、興味を示してくれた旅先を地図で確認。
シルクロードは一体どこからどこまでつながって何を運んでいたのかどんな時代にそれはあった事なのか等、古に思いも馳せながら話し説明した稽古時間。
”書く稽古”ではない”稽古”がここ片岡書道教室にはあります。
書道を習うというと、文字を正しく美しく書くようになるためと思いがちですが、実はそだけに留まらないと私は思っています。
日本の歴史、仏教、そして中国の歴史と仏教、はたまたシルクロードのその先の事。これらをすべて書の学びと私は位置付けています。
そして、これから学校で習うであろう時期に少しでもこの日のことを思い出してくれたらいいな～と思うのです。
今はわからなくても良い、点と点として別々のものとして捉えていてもらっても構わない。そのうち子どもたちの中でいつの日かそれが交わり重なり合い繋がっっていくことを信じています。
cafe稽古やサークル活動でのみなさんへも、お土産話と少しばかりのお土産を持って行きました。
サークルメンバーには、中国版の般若心経をなぞって練習できる用紙をお土産として配ったり、カフェの生徒の皆さんには、敦煌「陽関」跡に建つ博物館で購入してきた「白虎」の印が、これからの作品つくりに押印できるのではと思い、お渡ししたところ大変喜んでいただきました。
旅、お土産、ポストカード、印など、それぞれが単体にならない稽古を常に意識することこそが指導者として教室に関わる生徒の未来を左右するのかもしれない。そしてそれらすべてが学びに通じるものとして扱っていく。そんなことを大切にしながら子どもたちや成人生徒さんと向き合っていく書道教室でありたいといつも思っているのです。
それが、皆さんに届いているならば嬉しい。ただそれだけのために旅の土産もキャリーケースにしまって帰国したシルクロードの旅でした。
ー書道教室を主宰している先生へーー
片岡書道教室では、アクティブラーニング型の稽古を取りいれ日々稽古に励んでいます。
予測不可能なVUCAの時代を子どもたちと歩んでいくために、一緒に歩んでいきませんか？
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