かたおかせんせい

判断をしない稽古@成田市片岡書道教室の場合

おはようございます

千葉県 成田市 公津の杜 片岡書道教室です

『「指示」をやめれば、先生はうまくいく』を読んでいます

稽古で、毛筆課題に取り組んでいる生徒が「書きました~」と私を呼びます

書道教室、習字教室とは朱墨を使って生徒が書いた作品に先生が添削をするイメージがあるかと思います

実際そうしている教室も多いはず だって、先生自身がそのまた先生にそうしてもらっていたのですからね(私も以前はそうでした)

添削って所謂直し 正しい形に整えるわけですよね それって、子どもの書いた文字を否定していると捉えて見ると面白い

書いた文字を否定から始めるお稽古なんて生徒はきっと面白くも楽しくもないはず(^^;)

『書きました~』と聞けば次のアクションは添削に決まっている!と何の疑いもなく思い込んでいた自分が過去にいました

コーチングに出会い学び始めた2008年からは片岡書道教室の場合はそれとは異なることを実践中です

先ずその生徒の側に行き必ず声をかける言葉があります

「書いてみてどうだった?」から始まります

今では、私が側に行くと生徒の方から『ここが〇〇で、個々の部分が〇〇で~』と、どんどん自分の思っていることを声にしてくれます

返事に困っている生徒には

「書いている時何を思って書いていたの?」

「難しいなと思った部分はどこだった?」

「書き方を教えてもらいたいと思う場所はどこ?」

「手本をどのくらい観察してから書いたの?」

「今、手本と比べて思うことは何?」

このように対話をしながら生徒の心の中を探っていきます

何に困っているのか、何をサポートしてほしいと思っているのか、何処が出来てどこが出来ていないと思っているのか等

そのあと、朱墨で書き方を伝えたり生徒の筆を生徒と一緒に持って書いたり、生徒の筆で私が書くところを見てもらったりと一人ひとりに合った対応をしながら稽古を進めています

このように、判断をしない質問は生徒自身がリフレクションしやすい環境になることもこの本の中には説明されていて、私自身の稽古内での接し方についての答え合わせでもあるな~~~と思いながら読んでいます

 

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