千葉県 成田市 片岡書道教室です。
9月1日から始まった、「外国人のためのかきかた教室」の講座(全8回)が、11月25日に終了いたしました。
最終回の日には、センターさんにご相談させていただきお楽しみの会にしていただきました。
先日訪れた中国で購入してきた来年のカレンダーを使い、初めての書道体験です。
用具の名称、扱い方などを説明。
それから、好きな色のカレンダーをみんなで選びます。
先ずは、筆に慣れるため 筆遊びをしてもらいました。
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書けたよ~。と、満面の笑み。
書いたのは何と、大好きな三里塚コミュニティーセンター館長のお名前!!!!
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魅力的な絵に私は心奪われてしまいました。素敵な絵~~。
まだまだホームシックになるとおっしゃっていたことが胸に刺さります。
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みんなの筆あそび。どんどん素敵な作品が仕上がっていましたよ。
そして。
何を書きたいか考えがまとまってきて、皆さん書き(描き)始めます。
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お正月に飾る、スリランカの装飾品やタコを描いて。
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素敵なバラも添えて
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通訳としてお手伝いくださった方にも、感謝の気持ちを込めて書道体験にご参加いただきました~~
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お別れを惜しみながら、最後にはみんなで記念撮影タイム!
枠に納まらなくって^^;
もうどこでもいいや~~~って、みんなで笑顔!!
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そして、最後の最後には、パパもママも。サポート人み~~んなで、すてきな笑顔~~~
【実のところ】
今回の講座に補助スタッフが必要だと思った私は、このお話をいただいた春に大学4年生になる娘に声をかけておきました。
7回の講座をサポートしてくれ本当に助かりましたし心強い助っ人でした。
ただ1日、不参加だった日。そこはやはり大学生。。。友人とマルタ共和国へ卒業旅行に。
そんな日であっても、かきかた教室の子どもたちにと娘なりに考え、ささやかではありますがお土産を買ってきていたようです。
パパやママにもすこしずつと。。。
大学生活では、地域の外国人(小学生)のための宿題サポートをするサークルに籍を置いていたようでしたが、今回のボランティアはそれとは大きく異なったようでした。
日本に来て2ヶ月、日本語を全く話せない子。少しばかり日本語が理解できる子。そんな子どもたちを目の当たりにしていろんなことを思ったようでした。
毎度のボランティアから帰宅した夜には、母娘会議を行いどんなサポートが今後必要なのか。どのような対応をしていったらよいのか。などふたりで意見し合う日が続きました。
私自身、このような経験が初めてだったことで模索しながらの講座となり、振り返れば力不足だったと悔んだり。
事前準備していった教材がほとんど役に立たなかったり、想像していたものと現実との大きな誤算でした。
皆さんの困っている毎日があることを痛感。そのどれだけに手を差し伸べることができただろうか。。。
しかし
嬉しかったこともありました。
「ツギハアリマスカ???」
「ツギハイツアリマスカ???」
「ツギマタオシエテホシイ」
「ドウヤッタラアルトワカル??」
皆さん、次を待ち望んでいらっしゃる。
本当にありがたい。。
そして、みんなでハイタッチやハグをした最後のお別れの日のあの笑顔は、少しはお役にたてたという証のかな。。。
今回のボランティアを通して娘も率直に思ったことを寄せてくれましたのでここに紹介させてください。
《今回ボランティアをして思ったこと》
・日本語が話せても書けない人が多く、そう思うと苦労は計り知れない
・「漢字の書き順から」ということより、それ以前の問題が山積
・子どもたちが学校や保育園に通っているだけあって日本語が話せたことが幸いし、親御さんとの通訳をしてくれ助かった
・講座に参加する子たちは、母国語と日本語を擦り合わせて理解し、何倍も頭脳を使っていることに気づかされる
・もし、私が外国に住むとなれば不安だらけ。自分に置き換え考えると低料金で学べるこのような場はとてもありがたいことだと思う
・タイ、スリランカ、メキシコといろんな国々の方々と知り合えたことは私にとって大きな財産となった
・週末開催のこの講座に大学4年生の私がボランティアすることは容易だったが、来春から社会人。時間を見つけて今後もこのようなボランティア活動を継続したいと思う
最後に三里塚コミュニティーセンターの皆さま。
今回の企画のご縁を心より感謝いたします。
ありがとうございました。